日本一カフェで街を変える男


東京タワー下の「ガープ ピンティーノ」や丸の内の「カフェ ガープ」を運営するバルニーバーピ佐藤氏による経営哲学エッセー。すごく人情味あふれていて、飲食業が本当に好きで、こういう人だから厳しい飲食業界でやっていけてるのだろうなと思いました。

飲食店をやるということを知れる本。これだけの成功者でも厳しい状況になることもあるわけで、それでも乗り越えていけるだけの気持ちがあるかが重要なんじゃないかと思いました。

 そして改めて感じたのは、
 「やっぱり僕はこの仕事が好きなんやなぁ」
 ということ。
ほかのことをしていても、遊んでいても、それこそ何もやっていなくても、フト気づけば、この仕事のことを考えている。考えながらニヤニヤしている。
 やっぱり食べることが好きです。

僕もインターネット・ビジネスが大好きだし、いつでも同じくニヤニヤしてしまいます。僕のレベルはまだまだ低いけれども、十年でも二十年でもこの仕事に関わって、いつもニヤニヤしていたいなと思っています。

<抜粋>
・飲食業を目指す人に、僕はいつも聞くんです。「大切にしている身のまわりの物が、5点以上ありますか?」
・真面目で、誠実で、勤勉で、いろいろと物を知っていて・・・人間的には実にいいヤツだったり、おもしろいヤツだったりしても、残念ながらサービス業という仕事には向いてない人は確実にいると、僕は思っています。(中略)店のなかで、お客さまとスタッフが会話を交わすのは、実際、ごく短い時間です。最初に店に入ってきていただいたときの、お迎えの笑顔の一秒で決まるんです。
・僕たちも、プロセスチーズよりもナチュラルチーズでありたい。常に生きた空気のなかで働きたい。未来に向けて、無限大の変化の可能性を持っていたい。危険性もまた、同時にはらんでいるけれど、それでも変化を恐れずにいきたい。そう思うんです。
・僕のほうから「あいつを辞めさせろ」と店長に指示することがあります。でも、自分で指示を出しておきながら、「わかりました」という返事を聞くと、寂しくなるんです。逆に、「僕は諦めませんから、僕が絶対になんとかしますから」という答えが返ってくると、本当に嬉しくなる。

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